Thursday, January 13, 2011
Vinyasa Yoga ヴィンヤサの意味
季節の流れ、海の波、ドープなビートをプレイするDJ、タブラやシータルのラガ、太陽礼拝のフロー。これら全てに知的に進化していくヴィンヤサがあります。
ヴィンヤサとは呼吸と動きを連動して動くと言う意味でよく説明されていますが、音楽のアレンジ、DJの音楽のミックス、繋ぎ方、山頂を目指すハイキング、呼吸とポーズをシンクロさせるハタヨガも知的に意識を持って進む流れ、ヴィンヤサなのです。
現代ヨガのヴィンヤサシステムとして最も有名なのが、南インドのマイソールのパタビ・ジョイス師のアシュタンガヨガです。
パ タビ・ジョイス師の師匠であるヴィンヤサヨガの父、クリシュナマチャリア師は、アシュタンガヨガの6シリーズの設定された動きのパターンだけを教えていた わけでは無く、呼吸と流れの連動と言うヴィンヤサのコンセプトに留まらず、ヨガを一人一人に合わせる事、人生のサイクルそのものがヴィンヤサだと教えてい ました。
Vinyasa Krama ヴィンヤサ・クラーマとは適切なスタート方法が意識的な中間地点に導き、適切なスタート方法と適切な中間が意識的な完了地点に導くという進化のステージの 事を言います。適切な方法でアクションを始める事、適切な方法で中間地点のパワーを持続する事、意識的な方法でアクションを完了する事がヴィンヤサです。
クリシュナマチャリア師の教え、ヴィンヤサ・メソッドは自分をヨガに合わせるのではなく、ヴィンヤサ・クラーマを辿り、ヨガを自分の今の状態に合わせていく方法です。
例えば、ハムストリングが硬い人は無理をして、力強い前屈のシリーズを行わなくても良いのです。ハムストリングの状態を無視して強い前屈のシークエンスを行ったらどうなるでしょう?腰を痛め、様々な問題に発展しいき、本来のヨガのゴールとは正反対の方へ行ってしまいます。
適切なスタート地点とは自分の今の偽りのない状態を認識する事です。自分の今のハムストリングの状態に合わせたヨガプラクティスをしていく事がヴィンヤサヨガなのです。
意識的に進化をして行くためには、全てに適切な始まり、中間、終わりがあります。ヴィンヤサヨガのポーズの練習も、適切な始まり、中間、完了と言う進化のステージを辿りピークまでフローしていきます。
ク リシュナマチャリア師はヨガを教える際、門まで生徒さんを出迎えに行く所から始まり、ヨガを指導し、完了は門まで生徒を見送りに行きました。師にとってヨ ガを教えるヴィンヤサは指導中の数時間だけではなく、生徒を門で出迎え、見送る所までがヴィンヤサのサイクルでした。適切な方法でヨガのレッスンを始める 事、適切な方法で中間地点のパワーを持続する事、意識的な方法でアクションを完了する事を大切にしていました。
人生にも、1日の流れ、季節のサイクル、1つのプロジェクトのスタートから完成、など全てこの様なヴィンヤサのサイクルがあり、ヴィンヤサのサイクル(意識を持った適切なスタート方法、中間、完了)をフローする事で意識的な進化が可能になります。
例 えば、朝起きてから、夜寝るまでのヴィンヤサのサイクル。適切な方法で朝をスタートさせる事はその日、1日のムードや流れを左右します。歯を磨き、顔洗 い、身だしなみを整えずに仕事の打ち合わせに行くとその打ち合わせはどうなるでしょう?そしてこの仕事/打ち合わせの結果により、次の行動が左右されま す。今この瞬間の行動が次の瞬間を左右し、次の瞬間の行動が次の結果を左右します。
人生そのものがヴィンヤサであると言う理解から1日を、1ヶ月を、人生のリズムをアプローチする事ができれば、次の瞬間の結果をコントロールする事ができ、知的な進化を遂げることが可能になります。
しっかりした土台無しでは、家が建たないのと同じ様に、マットの上でのヨガの練習も自分の今の状況を理解し、土台を強く持っていないと良いヨガのプラクティスが出来ません。
人 生そのものをヴィンヤサフローにするため、知的に人生の波をサーフする為に日々意識する事を心がけています。マットの上のヴィンヤサだけでは無く、自分が とる全ての行動がヴィンヤサなのです。食べる物、しゃべり方、寝る時間、人への接し方、歩き方、全てが私にとってのヴィンヤサです。
ヨガスポットのゴア・リトリートでの、OMkari のヴィンヤサヨガのレクチャーでヴィンヤサの意味を詳しく、シンプルに説明しているクリップです。
また、次回4月9日スタートの ヨガスポットの CET : ヨガインストラクター継続教育トレーニング ではヴィンヤサヨガをディープに掘り上げて行きます。靴下が吹っ飛ぶ知識が得られますよ〜!
来週にはLAで Shiva Rea のタントラヨガ、Rasa Vinyasa Teacher Training と言うティーチャートレーニングの40時間のモジュールを受けに行ってきます。帰国後の CET ではさらにパワーアップした内容をシェアできると思いますので、お楽しみに。
知的な段階を踏む事
物事には全て段階がある様に、ヨガのプラクティスでも知的なステップを踏む事は、とても大切だと思います。
ヨガスポットトに長年通ってくれているある生徒さんの練習を見ていて、また自分の経験からも、知的なステップを辿り、基礎をしつかり身につけると言う事は、最も大切で進化に繋がると実感しています。
その生徒さんは、ヨガスポットに通い始めた最初の半年間はジェントルヨガのクラスを受けていました。私は、その方の上達して行く姿を見守りながら、そろそろ60分のジェントルヨガより、90分のハタヨガに進んで良いと思うよとアドバイスをし、ハタヨガにしばらくの間、通い続けました。
その後ヴィンヤサヨガの初心者コースを受け、フロースタイルのヨガの基礎をしっかり身に付け、今では、ヴィンヤサフローが彼女のメインプラクティスになっています。もちろんその時々の気分や予定に会わせて自由に色々なクラスも受けています。
ヨガのプラクティスだけでは無く、全ての事に、始まり、中間、完了があります。ヨガの練習もこのように段階を踏む事によりもっと気持ち良く、深い、練習が根付いていきます。
全くのヨガ初心者がいきなり流れの早い、チャレンジグなヴィンヤサフローのクラスに参加しても、その良さを実感するのは難しいと思います。まず始めに身体をならし、動きやポーズの基礎を身につけ、体力をつけてから参加するのとは、効果が全く違ってくるし、なにより良さを実感するので継続する事が出来ます。ヨガは継続して人生に一部にする事により、自分への素晴らしいプレゼントとなると思います。
進化のステージを大切にしながら、きっかけや自信がなくて一歩踏み出せないでいる方も、ヨガ初心者向けのクラスから勇気を持ってチャレンジしてみて下さい。
ヴィンヤサフローのクラスが全く初めてと言う方は、ヴィンヤサヨガ初心者コースで、フローのエッセンスを学んでからの方が90分のヴィンヤサフローの旅を楽しむ事ができます。
私達のプラーナ・ヴィンヤサフローのクラスは、ヴィンヤサヨガで一番大切なヴィンヤサ・クラーマ(進化のステージ)と言うエッセンスを大切にしているので、全てのレベルに合う様にクラスをリードして行きます。アクロバティックなポーズができるアスリートから、膝を痛めている方までも楽しくフローに乗れる様にヴィンヤサをガイドしています。
ヨガスポットで提供している全体のヨガクラス構成、ヨガスケジュールはヨガ初心者の方でも、安心して楽しく0からヨガを始めて、知的なステップを辿りながらポーズの基本、基礎体力、集中力を身につけながら、ステップアップ/ヨガを深めて行ける、知的な構成になっています。
何事も基礎を身につける事で進化への道が開かれてきます。継続し、ヨガの真価を感じるためにも、ヨガの基礎を身につけ、初心者向けのヨガクラス、もしくは、初心者コースから始めてみてはどうでしょう?
ヨガスポットのクラス構成:ヨガ初心者が知的にステップアップしていくには以下の順番でレベル/クラスを進めて行く事をおすすめいたします:
0からスタートのヨガ初心者:
シヴァナンダヨガ初心者コース
↓
ジェントルヨガ or ハタヨガ1
↓
ハタヨガ1〜2
↓
シャクティ・バクティ・ハタヨガ
↓
ヴィンヤサヨガ初心者コース
↓
ハタフロー 1〜2
↓
ハタフロー All
↓
ヴィンヤサフロー 1
↓
ヴィンヤサフロー 1〜2
↓
ヴィンヤサフロー All
↓
ヴィンヤサフロー 2〜3
メローフローヨガ&月のフローヨガはアクティブなヨガとのバランスを取るために、いつでもご参加いただけます。
ヨガマットの上で会いましょう〜!
ヴィンヤサヨガ初心者コース
全3回、スタート日:1月15日、2月12日、3月12日
シバナンダヨガ初心者コース
全3回、スタート日:2月11日、3月4日
初心者のための呼吸法ワークショップ
2月19日:ストレス・マネージメント・ツールとして、ヨガの呼吸法を毎日の生活に取り入れよう!
焦らずゆっくりと、始まりを楽しみ、中間を味わい、進化のステージを楽しんでヨガを人生の一部にして下さい。
Monday, January 10, 2011
2011年ヨガインストラクター継続教育トレーニング
Continuing Education Training (CET)
ヨガインストラクター継続教育トレーニング
次回は4月9スタート!
充実した濃密な内容になっています、お見逃し無く!
Continuing 〜 継続する
Education 〜 教育
Training 〜 養成
日本初!ヨガインストラクター、そしてこれからヨガインストラクターになりたい方のための継続教育トレーニングコース!
ヨガ・ティーチャートレーニングをすでに修了されているヨガインストラクター、これからヨガインストラクターになりたい方、ヨガが大好きでもっとヨガの知識を深めたい方々のためのスペシャルカリキュラムです。今までのティーチングスタイルがより一層、向上できるように、マスター・ヨガティーチャーのもとでトレーニングを積んだ講師陣がガイドして行きます。
講師:OMkari, Sundari, + ゲスト講師
定員:12名
要予約:予約フォーム
{日程}
2011年4月9日(土)〜 4月24日(日)
{スケジュール&内容} 全6回:20時間
“プラーナの動きとエネルギーのアラインメント”
全 てのヨガのプラクティス、アサナ、プラーナヤマ、バンダ、ムードラ、チャンティングもプラーナ、生命のエネルギーの動きに基づいています。筋肉と骨の動き だけではヨガのポーズを行う事は不可能です。筋肉と骨の動きを司るプラーナを意識し、プラーナに導かれる事でヨガのアサナ(ポーズ)が可能になり、各人のヨガの練習とヨガティーチャーとしてのティーチングスタイルが進化します。この継続トレーニングではレクチャーと実践を通して下記を学び、ヴィンヤサフローヨガの理解を深め、上質なティーチングスキルを身につけて行きます。
1回目:4月9日(土)6:00〜9:00pm
5つのプラーナ/パンチャ・ヴァーユとその動き、
ポーズにおいてのエネルギーのアラインメント(整列)、エンボディーメントプロジェクト
2回目:4月10日(日)4:00〜8:00pm
チャクラ&ナディ
3回目:4月16日(土)6:00〜9:00pm
人体五層論&エネルギィー体
4回目:4月17日(日)4:00〜8:00pm
ヴィンヤサフローヨガ:クラスのテーマに合う正しいシークエンスの組み方
5回目:4月23日(土)5:45〜9:45pm
月のフローヨガ:陰ヨガと瞑想
6回目:4月24日(日)4:00〜6:00pm
コースのまとめ、ディスカション、Q&A、チャクラ・ヴィンヤサフロー(アグニ・ナマスカーOR ハート・ナマスカー)
{受講料}
48000円 {お得な早割 〜 3月15日までお申込完了の方}
55000円 {3月15日以降}
{再受講}
1回:6500円(再受講のみ単発参加可能)
全コース:39000円
継続教育トレーニング(CET)へのご質問·お問い合わせはメール、電話にてお気軽にご相談ください。
自己の更なる成長のため、ヨガインストラクターとしての成長のため、そして生徒にさらに豊かな情報を与えるための継続教育トレーニング。
目的は以下の通りです:
•ヨガとその伝統についてより深いレベルの理解を得る
•ヨガを教える技術と能力を洗練し、高める
•ヨガの基礎知識を強化する
•生徒や周囲にインスピレーションを与える
•講師と生徒、双方のためにより深く高い教育規格を勧めることで、あなた(参加者)のヨガの
実践を生活の中に活かし、社会のため、生徒のために役立たせる
•ヨガインストラクターとしての技術のブラッシュアップ
•ヨガインストラクターとしてさらなるステップアップを目指す
継 続教育はヨガの実践と指導(教育)に欠かせません。それはあなたの成長を決定するインプットであります。このトレーニングはヨガインストラクターにその人 の指導(教育)レパートリーと本人の実践やヨガに対する理解を深めることを助ける付加的な技術、実践と情報を提供することを目的としています。
ヨガの道は途切れることなく続くものです。その教えに対しては毎年研究と研鑽に時間をかけることが欠かせません。実践を深めるためには毎年集中した指導を受けることも必要です。このコースでは “継続教育”の一環として実践や講師陣からの直接指導を含め、内容を徹底的にカバーします。
ヨガの経験は実践を通じてあなたの中に書き込まれます。哲学や実践の技術面の研究は生徒のマインドをその対象に没頭させ、知性が動くよう勇気づけるように働きます。それにより自身のマインドがヨガへ没入、同化し大きな理解を通じて実践の有効性が向上するのです。
これがその人の指導(教育)資質を高め、溌剌とした状態に保ち、教育を継続することができる進行中の上級コースの本質です。
ヨ ガアライアンスや本格的なヨガスタジオは成長の一部として、また教育者としてその最先端に触れるために継続教育コースへの参加を要請します。あなたの成長 と発達をまず、第一に置きましょう。それには何らかの継続的なトレーニングに参加することが欠かせません。義務や規定からではなく、純粋な真心や興味心か ら参加される事を願っています。
ヨ ガインストラクターとしての技術のブラッシュアップ、さらなるステップアップを目指している方、ヨガの知識を深めたい方、基礎知識を強化したい方、ヨガイ ンストラクターになるため勉強を始めたい方、ヨガが大好きな方、このコースでしっかり、正しいヨガの知識を身につけ、基礎知識を強化し、自身のさらなる成 長へと前進しましょう!
ヨガスポット生徒特集:Student of the Month
2011年の生徒特集 、一人目は、高野ともみさんです。
高野さんは、ヨガスポットでヨガを始めた当初は、ジェントルヨガに毎週通ってくれていました。
ジェントルヨガからスタートし、ハタヨガに進み、ヴィンヤサヨガ初心者コースを受け、今はヴィンヤサヨガのクラスに通ってくれています。
知的に段階をふみながら、ヨガのプラクティスを生活の一部にしています。
高野さんのように知的なステップを辿りながら練習を深める事により、継続的に続けられ、無理無くヨガの練習が身体に根づいていきます。
この様に知的な段階を辿りながらフローする事をヴィンヤサ・クラーマ Vinyasa Krama と言います。Vinyasa Krama はヴィンヤサヨガの最も重要な要素です。
無理の無い練習、自分に合った練習を行う事によりヨガのプラクティスが進化し、素晴らしいヒーリングが生まれます。
ジェントルヨガから始めた高野さんは、今では、ヴィンヤサフローの波を気持ち良さそうにサーフしています。フォーカスもばっちり、フローもばっちり、いつもエネルギーをもらっています。
Q: ヨガ歴
4年
Q: 好きなクラスは?
A.ヴィンヤサヨガ ALL 無になれる、集中できる、朝のサダナも楽しい気持ちになれて好きです。
Q: 好きなポーズは?
A. Trikonasana 三角/足も大地に安定して、肩も胸もぜんぶ開く感覚が好き。
Q: ヨガを始めて何か変化はありますか?
A. ヨガを始める前は、ストレスが溜まるとコントロールの仕方が分からなくってよく号泣してたのですが、もう泣かなくなりました。コントロール出来ない物が無くなった。いらいらやストレスがたまっても解決方法が分かるようになりました。
Q: ヨガをしていて良かったなと思う事は?
A. 自分のタイミングでストレス解消できたり元気になるツールを見つけた事。
Q. ヨガのプラクティスで一番チャレンジングだと思う事は?
A. 無理をせずチャレンジする事。
Q:ヨガクラスで印象に残っている体験は?
A.フローの最中は、きつい時もあるのですが、結果最後は、気持ちが良いと言うマジックが今だに不思議。
Q: なぜ今までヨガを続けられたと思いますか?
A. 友達にもよく聞かれて正直答えが無いのですが、身体がほしがっている、生活の自然な一部、ヨガが無いのが考えられない。
Q:これからもずっとヨガを続けて行きたいですか?
A. はい! もちろん!
Q。今後何にチャレンジしたい?
A. ポーズだけでは無く違う知識を少しずつ増やしたい。
これからヨガを始める方々へメッセージをお願いします。
生活に新しい気持ち良さ、楽しさを探している人は、ヨガで生活が潤うと思うので、チャレンジして欲しいと思います。
高野さん、ありがとうございました。See you soon ~